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鱗状黒鉛の特徴と使用用途をご紹介

更新日:5月16日


鱗状黒鉛とは


鱗状黒鉛は、その名の通り鱗のような形状を持つ天然黒鉛の一種です。 優れた物理的および化学的特性を持ち、多岐にわたる産業で利用されています。


鱗状黒鉛の特徴

鱗状黒鉛は、特徴も1つとして高い導電性と熱伝導性を持っています。 例えば、電子部品の過熱を防ぐための素材として、 鱗状黒鉛を含むフィラーが使用されることで、効率的な放熱が可能になります。 その他にも様々な特徴があります。


主な使用用途


電池材料:リチウムイオン電池やアルカリ乾電池の電極材料として使用されます。

耐火材:高温に耐える特性から、耐火レンガや鋳型材料として利用されています。

潤滑剤:機械の摩耗を防ぐための潤滑材として重要です。

電気・電子材料:電気機器の放熱材や導電性フィルムに使用されます。


鱗状黒鉛の分析表

Model

Fixed Carbon Content

Ash Content

Moisture

Particle Size

001

90% - 99.95%

0.1% - 10%

0.2%

1 μm, ≧ 60%

002

90% - 99.95%

0.1% - 10%

0.2%

2 μm, ≧ 60%

003

90% - 99.95%

0.1% - 10%

0.2%

3 μm, ≧ 60%

006

90% - 99.95%

0.1% - 10%

0.2%

6 μm, ≧ 60%

010

90% - 99.95%

0.1% - 10%

0.1-0.5%

10 μm, ≧ 60%

013

90% - 99.95%

0.1% - 10%

0.1-0.5%

13 μm, ≧ 80%

018

90% - 99.95%

0.1% - 10%

0.1-0.5%

18 μm, ≧ 80%

028 - 80

90% - 99.95%

0.1% - 10%

0.1-0.5%

28 μm, ≧ 80%

028 - 85

90% - 99.95%

0.1% - 10%

0.1-0.5%

28 μm, ≧ 85%



球状黒鉛とは


球状黒鉛は、鱗状黒鉛を特殊な方法で球状に加工したもので、 特に電池材料としての用途が注目されています。


球状黒鉛の特徴

主に鱗片状黒鉛を機械化処理にて球状に加工した黒鉛です。 球状黒鉛は板状の鱗片状黒鉛から生産されます。鱗片状黒鉛に比べ、 カサ密度値が高い、比表面積値が小さい、吸水油量が少ないなども特徴があります。 また球状のため、導電、放熱方向への異方性を得られることができます。


球状黒鉛の使用用途

球状黒鉛は、その形状から高い充填材効果を持ち、 強度が求められる用途に適しています。 主な用途には、バッテリー材料、樹脂・ゴムの充填材、自動車のブレーキパッド などがあります。例えば、球状黒鉛を使用することで、 電池の性能向上や自動車部品の耐久性向上が期待できます。




鱗状黒鉛と球状黒鉛の違い

鱗状黒鉛と球状黒鉛は、それぞれ異なる特性と用途を持っています。 これらの特性を理解し、具体的な用途に応じて適切に選択することが重要です。


まとめ


鱗状黒鉛と球状黒鉛は様々な使用用途があります。 素材選びに悩んでいる場合は、専門知識を持った弊社のスタッフが 最適な素材選びをサポートします。 株式会社葵一マテリアルでは、鱗状黒鉛と球状黒鉛の両方を取り扱っております。 詳細については、お気軽にお問い合わせください。


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